これから愛犬といっしょに車で長距離ドライブするとき、あなたはどこに犬を乗せていますか?
もしも後部座席や助手席などでフリーで過ごさせているという方は、今すぐ見直しが必要です。愛犬と安全で快適なドライブを楽しむために、ドライブ中のマナーを見直してみましょう!



この記事でわかること
最初のうちは犬が楽しめる場所へ連れていこう!

愛犬といろんな場所にお出かけドライブを楽しむためにも、車での移動は慣れさせておきたいもの。
愛犬をドライブ好きにさせるための最大のポイントは、犬にとって楽しい場所を目的地に選んであげることです。
初めてのドライブが動物病院だったりすると、具合が悪いのにイヤな病院につれていかれ、見知らぬ白衣のお医者さんたちに囲まれ、痛い注射を打たれる…と犬にとっては「車=ひどい場所に連れていかれる」というトラウマ状態に。その結果、車でのドライブがイヤになるというケースは実は多いのです。
ドライブに慣れるまでは、「車に乗ると楽しいことがある」という記憶を学習させるために、犬が喜ぶところに連れていってあげましょう。
車からの乗り降りの際が一番危険!

ドライブのときに最も危険なのが、車からの乗り降りの際のとび出し事故。目的地に到着するやいなや喜んで外にとび出しがちですので、特に注意を払っておく必要があります。
安全を確保するためには、目的地でクレートの扉を開けたときに、いったん「マテ」をさせることです。そのあいだにしっかりとリードをつけて、車から降ろすことを習慣にしてください。
1:目的地についたらクレートの扉を開ける
目的地に到着したら、周囲の安全を確認してクレートの扉を静かに開けます
2:犬がクレートからとび出そうとしたら…
扉を開けると、犬は早く外に出たいという興奮状態から、クレートから勢いよくとび出そうとします。
扉を開けた瞬間に、興奮してとび跳ねるように出てくることがあります。
どうしても少し興奮しますので、犬が頭を出す前に一度すばやく扉を閉めましょう。
3:扉を閉めてマテをさせる
いったんすばやく扉を閉めたら犬をクレートの中へ押し戻して、勢いよく出ようとすると外に出られないことを学習させます。この時点では、まず犬が落ち着くのを黙って待ちましょう。
4:扉を開けても待てたら…
犬が興奮から落ちついてきたら、再び扉を開けます。とび出さずに扉の手前で待てたら、クレートからそっと出してあげます。
5:クレートの前でリードをつなぐ
クレートの前で犬にしっかりとリードをつなぎ、もう一度周囲の安全を確かめてから車から降ろしましょう。
長距離ドライブ中、犬が吐いてしまう
車の中で吐くのは、犬の体質の問題もあります。体質はしつけトレーニングでの改善は難しいので、体の大きさに合ったハウスにいれて揺れないようにきちんと固定し、車に乗りこむ直前に食事や水分を取らせないなどの対策が必要です。いきなり、長距離ドライブの練習をするのではなく、短距離の練習から始めるのも大切です。
さらに、一度愛犬が車の中で吐いてしまうと、「車に乗ると気分がわるくなる」「車はイヤなもの」という記憶を学習してしまいます。あえて車のまわりでおやつをあげたりするなど、車に対する良いイメージをつけてあげるのもポイントです。
夏前後の時期はとくに愛犬とのドライブが楽しい時期ですよね。犬にとっても「車は楽しい場所に連れていってもらえるいい乗り物」と思ってもらえるように最初は短い距離から少しずつ慣れさせて、目的地には犬が思いっきり遊べるような場所を選ぶのがおすすめです。
進んで車に乗れるようになってきたら、徐々に距離を延ばしつつ、どんな場所でもいっしょに車でお出かけができるようにクレートを活用して、ドライブシーズンにそなえしっかりとしつけトレーニングをしておきましょう!
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